子どもの権利を大切にすることは、誰もが大切にされる社会をつくること。

 私は、この20年間の活動を通して、そのことを強く感じるようになりました。
子どもが安心して遊び、学び、自分の思いを伝え、「あなたは大切な存在だ」と受け止められる社会は、子どもだけでなく、誰もが自分らしく生きられる社会につながります。子どもの権利を大切にすることは、一人ひとりの尊厳を大切にする社会を育てること。その思いを胸に、KARALINは歩み続けてきました。

 20年前、「子どもの声を大切にしたい」という小さな願いから始まった子育て支援の活動は、多くの出会いに支えられ、人権、防災、平和、多文化共生などへと広がってきました。しかし、活動の形が変わっても、私たちの原点は変わりません。それは、目の前にいる一人の子どもの声に耳を傾けること。その声から学び、ともに考え、おとな自身も変わり続けることです。

 私たちは、社会を大きく変えたと言えるほどの存在ではありません。それでも、一人の子どもとの出会い、一人のおとなの気づき、一つの地域で生まれるつながり。その小さな積み重ねが、よりよい未来につながると信じて活動を続けてきました。

 20周年は、これまでの歩みを振り返る節目であると同時に、新しいスタートでもあります。
これまでKARALINを支え、ともに歩んでくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。そしてこれからも、子どもたちから学び、地域の皆さまとともに問い続け、誰もが「ここにいていい」と感じられる社会を目指して、一歩ずつ歩んでまいります。

 子どもの権利を大切にすることが、すべての人の幸せにつながると信じて。
今後とも、NPO法人KARALINへの温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

NPO法人KARALIN
代表理事 松田 直美

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